
このサイトは有料で配布されているサイトです。
フレンチブルドッグを愛してやまないフレブルオーナー様向けに製作されています。
ご要望頂ければリクエストにも対応していきますのでお声をお聞かせください。
当サイトの作者は獣医師資格や薬剤資格を持ち合わせておりません。
ネット上の情報とブリーダー歴9年の経験から情報掲載を行っています。
作者の自己紹介
- ブリーダー歴9年の経験をしています。
- ヨーロッパタイプに拘ったブリーディングを行っています。
- フレンチブルドッグの仔犬販売ポータルサイトを運営しています。
- 日本全国の十数名のブリーダーさんと情報共有しています。
- 他犬種のブリーダーとも交流しています。
- ドッグサロンのコンサルタントを行っています。
- ドッググッズの通信販売も行っています。
- 複数の獣医師や保護活動家、トレーナーと交流を深め情報を共有させて頂いています。
以上を踏まえて当サイトの情報を参考にされてください。
フレンチブルドッグ レアカラー
フレンチブルドッグの「レアカラー」(珍しい毛色)は注目を集める一方で、健康や倫理的な側面で多くのリスクが伴います。
以下に、そのリスクについて詳しく説明します。
レアカラーとは?
フレンチブルドッグの公認カラー(ブリンドル、フォーン、パイドなど)以外の毛色を「レアカラー」と呼びます。
具体的には以下のような色が含まれます:
- ブルー(グレー)
- マール(斑模様)
- リル(ライラック)
- チョコレート(ブラウン系)
- ブラック&タン、ブルー&タンなどのタンポイント
これらの毛色は一般的に公認されていないため、特定の遺伝子操作や交配が行われている場合があります。
レアカラーのリスク
1. 遺伝的健康問題
レアカラーのフレンチブルドッグは特定の遺伝子(例:希少な色素を発現するための遺伝子)が原因で、健康上の問題を抱えるリスクが高いです。
代表的な問題は以下の通りです:
脱毛や皮膚疾患(カラー・ディリューション脱毛症)
特にブルー系やリルカラーで見られる遺伝的疾患で、毛が薄くなり皮膚炎を伴うことがあります。
想像以上の短命
これまでの統計が出ていないためあえて数字は記載しませんがレアカラーのフレンチブルドッグの寿命は自動車車検と同等ぐらいだと聞いています。
通常成長期と言われている期間で寿命を全うしてしまうことが辛いと思うなら手は出さない方が良いでしょう。
難聴や視覚異常
マール遺伝子を持つ個体は難聴や視覚障害を伴うことが多いです。
特にダブルマール(マール同士の交配)ではそのリスクが顕著です。
免疫力の低下
色素の異常と免疫系の関連が指摘されており、感染症やアレルギーへの耐性が弱くなる場合があります。
2. 繁殖倫理の問題
レアカラーを作り出すためには、特定の毛色を持つ個体を無理に交配させるケースが多いです。その結果:
近親交配の増加
遺伝的多様性が失われ、先天性疾患や奇形のリスクが高まります。
商業主義の横行
レアカラーが高額で取引されるため、利益を優先した「パピーミル」(悪質な繁殖業者)が増える可能性があります。
3. 公認基準外によるデメリット
フレンチブルドッグの公認カラーは各国のケネルクラブによって定められています。
レアカラーは公認基準外であるため、以下の制限があります:
ドッグショーへの参加不可
レアカラーの犬は、公式なドッグショーに出場できません。
血統登録の問題
血統書が発行されない、あるいは正規の繁殖犬として認められない場合があります。
飼い主や購入希望者へのアドバイス
レアカラーを「希少価値」だけで選ばない
健康や性格を優先し、信頼できるブリーダーから迎えることが大切です。
健康診断の徹底
レアカラーを持つ犬の場合、定期的な健康診断と皮膚や目・耳のケアが必要です。
ブリーダーの背景を確認する
レアカラーの繁殖背景をよく理解し、健康や倫理を軽視しないブリーダーから購入することが重要です。
レアカラーのフレンチブルドッグは魅力的に見える一方で、遺伝的な健康リスクや繁殖の倫理的な問題が多く存在します。
そのため、飼い主やブリーダーは、単なる見た目の「珍しさ」にとらわれることなく、犬の健康と福祉を最優先に考えるべきです。
・・・次回は、「フレンチブルドッグ ブリンドル」の巻