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フレンチブルドッグの寿命を延ばすカギは5歳からのケアにあった!
フレンチブルドッグのシニア期は何歳からか?
フレンチブルドッグのシニア期は一般的に7歳頃からとされるが、獣医学的には5歳からシニア期の準備を始めるべきとの見解もある。
これは、フレンチブルドッグ特有の体質や遺伝的傾向を考慮したものだ。
シニア期の定義には個体差があり、生活環境や遺伝、健康状態によって老化のスピードは異なる。
ここでは、シニア期を判断する基準や、フレンチブルドッグが老化しやすいポイントについて詳しく解説する。
シニア期の定義とフレンチブルドッグの特徴
一般的に犬のシニア期は、寿命の半分を過ぎた頃から始まるとされる。
フレンチブルドッグの平均寿命は10〜12歳とされるため、7歳頃からシニア期と考えるのが一般的だ。
しかし、短頭種特有の疾患リスクや加齢に伴う変化を考慮すると、5歳頃からシニア期に向けたケアを始めるのが理想的である。
フレンチブルドッグは以下の理由から、他の犬種より早く老化の兆候が現れる可能性がある。
1. 短頭種特有の呼吸器の問題
短頭種は短頭種気道症候群(BOAS: Brachycephalic Obstructive Airway Syndrome)を抱えやすく、加齢に伴い軟口蓋過長症や気管虚脱が悪化する可能性がある。
呼吸の負担が増えることで、運動量の低下や睡眠の質の悪化がみられるようになる。
特に5歳を過ぎると、いびきの悪化、息切れ、熱中症リスクの増加が目立ち始めることがある。
2. 関節疾患と筋力低下
フレンチブルドッグは股関節形成不全や膝蓋骨脱臼のリスクが高い。
若い頃は筋力でカバーできていた関節の問題も、加齢とともに筋肉量の低下により関節の負担が大きくなる。
これにより、階段の昇降を嫌がる、長時間の散歩を避ける、座る際にゆっくり動くといった行動変化が見られることがある。
5歳を過ぎた頃から関節ケアを意識することが重要だ。
3. 皮膚の変化と免疫力の低下
フレンチブルドッグは皮膚がデリケートな犬種であり、アレルギーやアトピー性皮膚炎になりやすい。
加齢により皮脂分泌が変化し、皮膚バリア機能が低下することで、乾燥や炎症が起こりやすくなる。
これにより、被毛のパサつき、皮膚の赤み、湿疹の悪化が目立つようになる。
特に免疫力が低下する5歳以降は、皮膚トラブルが増える傾向がある。
4. 心疾患のリスク
小型〜中型犬であるフレンチブルドッグは、加齢とともに僧帽弁閉鎖不全症(MVD)のリスクが高まる。
初期段階では咳や疲れやすさが目立ち、進行すると肺水腫や呼吸困難を引き起こす可能性がある。
獣医師の見解では、5歳を過ぎたら定期的な心臓の健康チェックが推奨される。
フレンチブルドッグのシニア期のサイン
シニア期の判断は年齢だけではなく、行動や体の変化を観察することが重要だ。
以下のようなサインが見られた場合、シニアケアを開始するべきだろう。
1. 運動量の低下
- 散歩を嫌がる、歩くスピードが遅くなる
- 段差や階段を避けるようになる
- 寝ている時間が増える
2. 皮膚や被毛の変化
- 被毛がパサつく、ツヤがなくなる
- 皮膚が乾燥しやすくなる
- 皮膚炎やフケが増える
3. 呼吸の変化
- いびきが大きくなる、息切れしやすくなる
- 口を開けて呼吸する時間が増える
- 夏場の熱中症リスクが高まる
4. 消化機能の低下
- 食欲のムラが出る
- 便が緩くなる、または便秘気味になる
- お腹が張ることが増える
5歳から始めるシニアケアのポイント
1. 食事の見直し
- 高タンパク・低脂肪のフードを選ぶ
- 関節ケア成分(グルコサミン・コンドロイチン)を含むものを選択
- 消化しやすいフードへ切り替える
2. 運動の調整
- 無理のない範囲での軽い運動を継続(短めの散歩や室内運動)
- 筋力維持のため、歩行をサポートする環境づくり(滑り止めマットの使用など)
3. 環境の整備
- 床を滑りにくくすることで関節への負担を軽減
- 夏場のエアコン管理を徹底(室温25℃以下、湿度50%以下を目安)
- シニア向けのクッション性の高いベッドを用意
4. 健康チェックの頻度を増やす
- 年2回の健康診断を受ける(血液検査・心臓チェックなど)
- 日常的に呼吸や歩行、皮膚の状態を観察する
結論:5歳からシニア期を意識し、7歳から本格的なケアを
フレンチブルドッグのシニア期は一般的には7歳頃とされるが、獣医学的には5歳から老化の兆候が現れる可能性があるため、早めのケアが推奨される。
特に呼吸器、関節、皮膚、心臓の健康管理が重要となる。
愛犬の健康寿命を延ばすために、5歳からプレシニア期としての準備を始め、7歳からは本格的なシニアケアに移行するのが理想的である。