
このサイトは有料で配布されているサイトです。
フレンチブルドッグを愛してやまないフレブルオーナー様向けに製作されています。
ご要望頂ければリクエストにも対応していきますのでお声をお聞かせください。
当サイトの作者は獣医師資格や薬剤資格を持ち合わせておりません。
ネット上の情報とブリーダー歴9年の経験から情報掲載を行っています。
作者の自己紹介
- ブリーダー歴9年の経験をしています。
- ヨーロッパタイプに拘ったブリーディングを行っています。
- フレンチブルドッグの仔犬販売ポータルサイトを運営しています。
- 日本全国の十数名のブリーダーさんと情報共有しています。
- 他犬種のブリーダーとも交流しています。
- ドッグサロンのコンサルタントを行っています。
- ドッググッズの通信販売も行っています。
- 複数の獣医師や保護活動家、トレーナーと交流を深め情報を共有させて頂いています。
以上を踏まえて当サイトの情報を参考にされてください。
フレンチブルドッグ 大腸性下痢の治し方
大腸性下痢は小腸性下痢とは異なり、大腸に原因があるため、治療方法も少し異なります。
大腸性下痢を改善するためには、原因を特定し、適切な治療とケアを行うことが大切です。
以下に治療法を詳しくまとめます。
大腸性下痢の原因を特定する
大腸性下痢の原因を明確にするため、動物病院で以下の検査を行うことが推奨されます:
- 便検査(寄生虫や感染症の有無を確認)
- 血液検査(炎症マーカーや全身状態の確認)
- 直腸検査や大腸内視鏡検査(大腸の炎症や腫瘍の確認)
- アレルギー検査(食物不耐性やアレルギーの確認)
大腸性下痢の治療方法
@ 原因に応じた治療
感染性大腸炎(細菌や寄生虫)
- 細菌感染の場合:抗生物質を投与(例: メトロニダゾール)。
- 寄生虫感染の場合:駆虫薬(例: フェンベンダゾール、イベルメクチン)。
アレルギーや食物不耐性
- 除去食を試し、原因となるアレルゲンを特定。
- 療法食(低アレルギー食や加水分解タンパクフード)に切り替える。
ストレス性下痢
- 環境の改善やストレス緩和を図る。
- 行動療法やフェロモン製剤(例: アダプティル)を使用する場合も。
大腸炎(非感染性)や炎症性腸疾患(IBD)
- 抗炎症薬(例: プレドニゾロン)や免疫抑制剤(例: シクロスポリン)を使用。
- 療法食を併用。
腫瘍やポリープ
- 外科手術や化学療法が必要な場合があります。
A 対症療法(原因が特定できない場合や軽度の場合)
絶食期間を設ける
- 腸を休ませるために12〜24時間の絶食を行う(脱水症状がなければ)。
- ※子犬や体力のない犬の場合は絶食を避け、すぐに獣医師に相談。
消化に優しい食事への切り替え
- 消化が良く腸に優しい食事を少量ずつ与えます。例:
- 白米やおかゆ+ゆでたささみや白身魚
- 療法食(ヒルズ「i/d」、ロイヤルカナン「消化器サポート」など)
- 1日に4〜6回に分けて少量ずつ与えるのがポイント。
整腸剤やサプリメントの使用
- 腸内環境を整えるためのプロバイオティクス(善玉菌)を使用します。
- 例: ビオフェルミン(犬用)や犬専用の整腸サプリメント。
水分補給を徹底する
- 下痢による脱水を防ぐため、常に新鮮な水を用意します。
- 脱水が進んでいる場合は、動物病院で点滴治療を行う必要があります。
療法食や特別食を活用する
大腸性下痢の原因が改善した後も、しばらくは腸に優しい食事を継続します。
低脂肪・高繊維のフード
大腸の健康を維持するためには、繊維質が豊富な食事が効果的です。
- 療法食(例: ロイヤルカナン「消化器サポート(低脂肪)」)
- 食物繊維が豊富な野菜を少量加える(ゆでたカボチャやサツマイモなど)。
アレルギー対応フード
アレルギーが原因の場合、アレルギー対応フードを継続します。
大腸性下痢の予防と日常ケア
食事の管理
- 急なフードの変更を避け、少しずつ切り替える。
- 人間の食べ物(特に脂肪分や刺激物)は与えない。
寄生虫予防を徹底
- 定期的に駆虫薬を投与し、感染を防ぎます。
- 散歩中の拾い食いを防止する。
ストレスの軽減
- 犬の生活リズムを安定させ、ストレスを感じる要因を取り除く。
- フレンチブルドッグのような敏感な犬種は、穏やかな環境を整えることが特に重要です。
定期的な健康診断
- 下痢を繰り返す犬の場合、年に1〜2回の健康診断で早期発見を目指します。
注意が必要な場合
以下の場合は早急に動物病院を受診してください:
- 下痢に鮮血が混じる場合(頻繁に見られる場合)。
- 何度も排便しようとするが、ほとんど出ない場合(腹痛の可能性)。
- 下痢が3日以上続く、または症状が悪化している場合。
- 元気がない、食欲不振、脱水症状が見られる場合。
フレンチブルドッグは腸がデリケートな犬種であるため、日常的なケアと早めの対応が健康維持の鍵となります。
・・・次回は、「フレンチブルドッグ 気圧の関係性」の巻